2024/04/18
桜の花が散って新緑の季節になってきました。回りが新鮮な緑に覆われてきましたが、此の緑と言うのは結構厄介な色です。典型的な緑はビリジャンですが、これはちょっと人工的すぎて、そのまま絵に使うのはためらってしまいます。自然な緑はサップグリーンですが、ただこの色を多用すると、使いやすいがゆえに絵が単調になりがちです。新緑の季節には色々な緑を見ることができ、それをうまく描けたら面白い絵ができるのですが、さて、どうすればよいか悩むところです。緑の絵の具は色々な種類がありますが、いっそのことこれら緑の絵の具を使うのを止めて、青と黄色系の絵の具を混ぜて緑を作り出した方が、いろいろな色ができて面白いのではないかと思いますが、さて、どの青とどの黄色を混ぜるかと言う事ですが、これも面倒くさそうなので、やはり君主危うきに近寄らず。新緑は見るだけにしたほうが無難なようです。確かに印象派の作品でも、緑をうまく使った絵は少ないように思います。それだけ難しいという事でしょうか。